オメプラゾール

オメプラゾールと胃潰瘍

多くの日本人が胃潰瘍をはじめとする消化性潰瘍に苦しめられています。

 

 

あのキリキリと刺されるような痛みはなぜ起こるのでしょうか?みなさんの胃の内壁に存在する細胞からは胃酸が分泌されて、お肉をはじめとする食物の消化を行います。

 

 

では、なぜ私たちの胃自身はこの酸で溶けてしまわないのでしょうか?それは胃壁の表面を粘膜というバリアーが覆っているからです。
胃酸を攻撃因子、粘膜のことを防御因子と呼びます。

 

 

精神的なストレスや不規則な生活の繰り返しは防御因子の弱体化と攻撃因子の増強をひきおこします。

 

 

このため、胃を護るバリアーが弱まって胃が溶かされてしまう、これが胃潰瘍の正体です。

 

 

現代人に多い疾患であることもうなずけますね。

 

 

胃潰瘍はただキリキリ痛いだけの病気ではありません。

 

 

胃がどんどん溶けていってしまうと、最後は穴があいて、胃の外に胃の中身が出てしまうこともあります。

 

 

また、胃潰瘍を頻発させているとやがてそこからがん細胞がうまれて、胃癌に発展してしまうこともあります。

 

 

このように胃潰瘍とは生命にかかわる重大な疾患なのです。

 

 

この胃潰瘍、どうやって治療するのでしょうか?胃の内壁には、胃底腺という洞窟のような構造があって、その中にある壁細胞が、胃酸を作っています。

 

 

壁細胞は大砲のような形をした細胞で、砲口にあたる部分に、プロトンポンプという胃酸の発射装置を持っています。

 

 

オメプラゾールはプロトンポンプ阻害薬とよばれる薬のひとつで、このプロトンポンプを塞ぐ働きがあります。

 

オメプラゾール胃酸の分泌を抑えてくれる医薬品

だから、この薬は胃酸の出過ぎを抑えることで、胃潰瘍の症状をやわらげる作用があるのです。

 

 

胃潰瘍を増悪させる要因はもう一つあります。

 

 

それはピロリ菌という細菌です。

 

 

胃の中、とくに胃潰瘍患者さんの胃の中にこの細菌が棲んでいて、これらが粘膜をボロボロにする毒素を吐き出しています。

 

 

つまり、この細菌が暴れると胃潰瘍になりやすくなってしまうのです。

 

 

ちなみに高齢者ほどこの菌に感染している方が多くて、50歳以上の日本人の8割以上が感染しているとされています。

 

 

そこで、ピロリ菌をやっつけて胃潰瘍の悪化を防ぐことが大事になります。

 

 

ところが、ピロリ菌の除菌薬(抗生物質)は胃の中の強烈な酸のせいで本来の除菌能力が発揮できません。

 

 

そこで、抗生物質といっしょに用いられるのがオメプラゾール。

 

 

オメプラゾールがプロトンポンプを抑えてくれるので、その間に抗生物質が活躍できるのです。

 

 

このようにオメプラゾールは胃潰瘍治療で大活躍するお薬です。

 

 

用法・用量についてはよく理解した上で使用することが大事です。

 

消化管の症状とオメプラゾール

胃が痛いと感じる場合、大したことがない事も有りますが時には胃潰瘍を患っていたりする事も少なくありません。

 

 

胃腸自体は第2の脳と言われる程、精神状態と密接に関わり合っています。

 

 

また、ピロリ菌によって炎症を起こしてしまったりと、実は消化管というのは時にはトラブルを起こしてしまう事が少なくありません。

 

 

勿論痛い時でもある程度静かにしていれば何とか状態が落ち着いて行く事も有りますが、なかなか良くならない、また日常生活に支障をきたしてしまう事もあります。

 

 

そういう場合は、薬を服用する事になるのです。

 

 

オメプラゾールはこのような消化管に関するトラブルがおきた時に服用する薬です。

 

 

この薬は、胃酸の分泌を抑える働きがあります。

 

 

これ自体は胃の中に入って来た食べ物を消化する為に必要な物ですが、過剰に分泌されてしまうと、胃自体を刺激し、攻撃してしまうのです。

 

 

その為、潰瘍ができたり、胃が痛くなったりしてしまいます。

 

 

しかし、分泌を抑える事が出来たらどうなるでしょうか。

 

 

それによって起きていた諸症状をかなり落ち着かせる、抑制する事が可能となるのです。

 

 

といっても、昔から胃酸の分泌に働きかける薬というのは有りました。

 

胃酸の分泌を抑えてくれる治療薬

例えばH2ブロッカー等はかなり有名な薬で、その名前を聞いた事がある人は多く要るのではないでしょうか。

 

 

市販薬にも含まれているので、胃薬を使っている人は一度チェックしてみるとそれが含まれているかどうか分かります。

 

 

この薬は、ヒスタミンが刺激を与える事によって胃酸がでるのを抑える働きがある物です。

 

 

しかし、あくまでもヒスタミンだけで、それ以外の物に対しては働き掛けませんでした。

 

 

その為、それ以外の物質によって引き起こされる胃酸の分泌を抑える事が出来なかったのです。

 

 

だったらこれら全ての物質に対して効果を発揮できる薬を作ろう、そういう所からオメプラゾールは開発されました。

 

 

この薬ですが、胃酸の分泌を抑える働きがある薬ですが、まず飲めばある程度短時間で効果を実感する事が出来ます。

 

 

勿論症状がある間は飲み続ける必要がありますが、1日1回飲めば大丈夫なので、それほど患者にとっても負担が少なくて済む薬です。

 

 

また、胃潰瘍等はピロリ菌が影響しているというのを聞いた事がある人もいるでしょうが、この薬はその菌を除菌する事もできます。

 

 

その為、胃潰瘍の治療をする時にも用いられている薬です。

 

 

ただ、1日1回でも飲むのを忘れてしまう事があるかもしれません。

 

 

と言っても、この場合、次に飲む時に2回分を飲むのはやめましょう。

 

 

まずは医師の指示に従う事、そして一度に飲み過ぎると悪心やおう吐等が起きてしまう事もあるので、注意が必要です。

 

胃酸の分泌を抑制する薬であるオメプラゾールは潰瘍に効果があります。

オメプラゾールは、錠剤の薬で胃の炎症や十二指腸潰瘍、逆流性食道炎を患った時に、症状を抑える効果があります。

 

 

口から入った食べ物を消化するために胃酸が分泌されるのですが、この胃酸の分泌に大きくかかわるのが、プロトンポンプというタンパク質複合体が働いています。

 

 

通常は、健康な人の場合、胃酸が分泌されることによって食べ物を消化するのに大きく役立っています。

 

 

しかしこのプロトンポンプの働きが活発化すると、胃酸の分泌も活発化されてしまいます。

 

 

胃酸が活発に分泌されることによって、人間の体内では色々な弊害が起こってしまうのです。

 

 

その弊害の一つとして、胃潰瘍や十二指腸潰瘍、逆流性食道炎などです。

 

 

これらの症状を抑えるには、胃酸の分泌を抑えること、プロトンポンプの働きを抑えることが大切です。

 

 

そこでプロトンポンプの働きを抑えるための画期的な薬があります。

 

 

それはオメプラゾールという薬品です。

 

 

この薬品は、スウェーデンにあるアストラゼネカ社によって開発された胃酸分泌阻害剤です。

 

 

オメプラゾールに含まれる薬用成分が、胃酸の分泌を強力的にさらに持続的に抑圧することができます。

 

服用の際の副作用・注意点

口から投与した後は、小腸で薬の成分が吸収されて、血液の流れに乗って胃の壁にある細胞までたどり着きます。

 

 

細胞に薬用成分が吸収されることにより、胃酸分泌を強力に抑える効果があるのです。

 

 

強い抗潰瘍作用があるため、ゾリンジャー・エリソン症候群や吻合部潰瘍や胃潰瘍、十二指腸潰瘍、の治療薬として、用いられる他にも、ヘリコバクターピロリの除菌剤として用いられる場合もあります。

 

 

胃酸の分泌を抑制する薬としては、強力な効果を発揮するのですが、その反面、副作用に関しても気をつけて服用しなければなりません。

 

 

厚生労働省の副作用情報として次のような副作用のおそれがあるので注意をしましょう。

 

 

過敏性の発疹やかゆみを併発することがあります。

 

 

肝機能障害の恐れもあるため、服用の際には医師や薬剤師に処方してもらうことが大切でしょう。

 

 

また精神的に錯乱状態をおこすことや、眠気、目眩、味覚異常、胸やけなどの症状を引き起こす場合もあります。

 

 

慎重な投与が必要な方は、すでに過去に過敏性症状を起こしたことがある方や、妊婦や妊娠中の方、アレルギーや肝障害がある方、授乳中の方、高齢者です。

 

 

該当される方は、医師や薬剤師と相談の元、服用するようにしなければなりません。

 

 

またオメプラゾールと併用すると副作用が起こる薬として、硫酸アタザナビル製剤、ジアゼパム製剤、フェニトイン製剤があります。